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2021.08.02

腸内環境を整えよう

皆さんは腸内環境について考えたことありますか?

腸は食べ物の消化・吸収・排泄する役割を持っており、また腸には約1億個の神経細胞があることから「第2の脳」とも呼ばれています。腸内の環境を整えておくことは、健康の維持・増進に大切なのです。

腸内には細菌がおよそ1000種類、100兆個も生息していることが知られています。大きく分けて「善玉菌」「悪玉菌」「日和見菌」の3グループに分かれます。

・「善玉菌」…腸のぜん動運動を促し、消化吸収を促進します。免疫力も向上します。

例:乳酸菌、ガゼリ菌、ビフィズス菌など

・「悪玉菌」…増加すると腸内環境が悪化し、病気や発がん性物質を作ることがあります。

例:大腸菌、黄色ブドウ球菌、アリケア菌など

・「日和見菌」…腸内の多数派に味方するため、その時の状況により善玉菌にも悪玉菌にもなります。

例:ブドウ球菌、レンサ球菌、バクテロイズなど

腸内環境バランスの理想は、善玉菌2:悪玉菌1:日和見菌7です。

 

【腸内環境を整える方法】

    自分に足りない善玉菌を直接摂取する

例:ヨーグルト、乳酸菌飲料、納豆、チーズ、キムチ、発酵食品など

    腸内の善玉菌を増やすため、オリゴ糖や食物繊維を摂取する

例:大豆、玉ねぎ、キャベツ、ゴボウ、ニンニク、アスパラガス、バナナなど

    体を動かす習慣も大切

腸は筋肉に囲まれているので、この周りの筋肉を鍛えて腹圧を高めることも大切です。

例;階段を使う、通勤では1駅多く歩く、スクワットや腹筋などの筋トレをするなど

 

実際に腸内環境が良い状態かどうかを知る方法は、「便を観察すること」です。

【良い便】色:黄色~黄土色、におい:臭くない、形状:柔らかいバナナ状

ぜひ日頃の便を観察し、腸内環境をよくするためにできることから取り組んでみてくださいね。

【参考】

・厚生労働省eヘルスネット「腸内細菌と健康」

https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-05-003.html

 

・監修 小林弘幸「やせる!整う!若返る!腸ストレッチ」 新星出版社