新しい年が始まりました。
2021年の流行予想をチェックしていると、「人工肉」や「昆虫食」といった言葉が出てきました。年始早々、虫が苦手な方には申し訳ない話題ですが、SDGsの取り組みが増えている中、これからの地球のために大事な話題かもしれません。
みなさんは昆虫を食べたことがありますか?日本では「ハチの子」や「イナゴ」が有名ですよね。
私も小学生のころ、何かの授業でイナゴの佃煮を食べたことがあります。おいしく味付けしてあったのですが、舌の上でのあの感覚は忘れられません…。
見た目を理由に抵抗ある方も多い昆虫食ですが、未来の地球を救うスーパーフードとして先進国で研究が進んでいます。
●世界では1990種以上の昆虫がすでに食用として消費されているという実績
●タンパク質・ミネラルが豊富で栄養価が高い
●家畜を育てるよりも飼料や土地が少なくて済む
●温室効果ガスが大幅に少なく環境にやさしい
などのメリットがあるようです。
国連も昆虫食をすすめていく動きがあります。
「国連食糧農業機関(FAO)」は、2013年に『食品及び飼料における昆虫類の役割に注目する報告書』を発表しています。
環境をまもり、飢餓を撲滅し、持続可能な食糧の確保をしていくために注目されているのです。
近い将来、お肉や魚介類を食べるのと同じように、昆虫を食べることに抵抗がなくなる日が来るのかもしれませんね。
そのままの形で乾燥させたインパクトある商品以外に、粉にした昆虫がクッキー・せんべいに混ぜてある商品もすでに流通しています。私はコオロギパウダーが入ったせんべいを食べたことがあります。
気になる方は味見をしてみてはいかがでしょうか。
<参考>
内閣府 食品安全委員会
http://www.fsc.go.jp/fsciis/foodSafetyMaterial/show/syu03830870295