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2020.10.05

『疲労を予防するチャンスは「1日3万回」!?』

突然ですが、以下の場面を想像してみてください。

● 大勢の前で、プレゼンテーションする

● 上司にミスを報告しにいく

● 重役のいる会議に出席中

 

いま、無意識のうちに「息がとまる」、または「浅く息を吸い込む」をしませんでしたか?

文字通り“息が詰まる“状況を思い浮かべていただきましたが、

呼吸は、私たちの心身の状態と深い関係があるのです。

 

人は平均、1分間に1520回も呼吸しているといわれ、1日に換算すれば約3万回もの呼吸をしています。

ストレスを感じているときは、いつのまにか呼吸は浅く短くなっているもので、

肺の一部にしか酸素を届けることができず、全身の血液中の酸素が不足していきます。

さらに浅い呼吸が続くと、ストレスや不安は増大します。

 

逆に、深くゆっくりとした呼吸はリラックスを生じさせ、疲労を予防します。

気持ちを落ち着かせたいときは、呼吸の方から心身の状態にアプローチし、自分自身をリラックスさせてあげましょう。

 

では一緒に、深くゆっくりな呼吸【腹式呼吸】をやってみましょう!

 

     背筋を伸ばし、おなかに手を当てます。

     呼吸の基本は「ちゃんと息を吐く」ことから。 ★重要!

     まずは「いーち、にー、さーん」と頭の中で数えながら、ゆっくりと口から息を吐き出します。

     息を吐き出せたら、同じように3秒数えながら、今度は鼻から息を吸い込みます。

 

※ これを510分くらいくりかえします。

※ 息を吐くときにおなかがぺったんこに、息を入れたらおなかが膨らむ…。そう意識すると、より深い呼吸ができるようになります。

 

現代人には、呼吸が浅く慢性的な酸素不足になっている人が多いと言われています。

腹式呼吸は、誰にでもすぐにできて効果があるリラックス法です。

気が張っているな、と気づけたら、まずは「ちゃんと息を吐く」ことからです。

 

参考
厚生労働省
こころもメンテしよう~若者を支えるメンタルヘルスサイト~

https://www.mhlw.go.jp/kokoro/youth/
ストレスとこころ /こころと体のセルフケア / 腹式呼吸をくりかえす
https://www.mhlw.go.jp/kokoro/youth/stress/self/self_03.html