令和5年5月12日、佛教大学大学院教育学研究科臨床心理学専攻修士課程の8名を対象に公認心理師養成心理実践実習を行いました。
最初に、壬生保健センターにて益田 産業医と梶岡 保健師が講義を行い、その後、御池メンタルサポートセンターに移動し、山根 臨床心理士・公認心理師が講義を実施しました。
【壬生保健センター】益田 産業医
産業医の職務とその目的について講話をさせていただきました。今回、講話作成および講義させていただく機会を得て、私自身も改めて自身の職務を振り返ることができました。学生の皆さんには、非常に熱心なご聴講をいただき、実務に即したご質問も多数いただき積極的な意見交換を行うことができて、大変有意義な時間となりました。本実習を通して、産業保健のことを身近に感じていただき関心を深めていただけたら、とても嬉しいです。
(京都工場保健会壬生保健センター 益田 さやか)
【壬生保健センター】梶岡 保健師
熱心に聞いて頂きありがとうございました。
ここ数年、産業保健の法律改訂や新しいガイドライン等が多数ありました。講話作成時に昨年資料“保健師業務”を見直すと、『現在の業務とズレてる!足りない!』と、私自身の業務の振り返りや気づきの機会となりました。
最近、外部カウンセリングから、『産業医に相談したら?』と紹介され、産業保健に繋がったケースがありました。産業保健も認知されつつあるかも?と感じました。興味を持って多職種連携して頂けたら嬉しいです。
(京都工場保健会壬生保健センター 梶岡 恵子)
【御池メンタルサポートセンター】山根 英之 臨床心理士、公認心理師
産業メンタルヘルス分野について働き方改革に伴い、より働きやすい環境が求められていることや、リモートワークなど多様な働き方が受け入れられつつあることを解説させて頂きました。
社会人大学院生の現場からの質問や、大学院生の素直な質問に、気づかされたり、考えるヒントを頂きました。産業保健について関心を持って頂き、その領域の心理職の仕事について質問も交えて熱心に聞いて頂きました。時代の変化とともに多様な働き方が求められている中で、それぞれの方の今後の参考になれば幸いです。
(京都工場保健会御池メンタルサポートセンター 山根 英之)