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2022.04.11

お酢を飲めば体は柔らかくなる?

「酢を飲むと体が柔らかくなる」と聞いたことはありませんか?もしかしたら、柔軟性を上げたくて試してみた方もいるかもしれません。でも残念ながら、これは全く科学的な根拠のない「迷信」だそうです。

ではなぜ、こんな迷信が生まれたのでしょうか。実は酢には、たんぱく質を分解させたりカルシウムを変性させたりする性質があり、肉料理や魚料理を柔らかく仕上げることができます。例えば酢を入れて炊いた手羽元は、ほろほろに仕上がりますよね。「酢を飲むと体が柔らかくなる」という噂は、このイメージで広まってしまった迷信だと言われています。(諸説あります)実際のところ体を柔らかくする方法は、やっぱりストレッチや柔軟体操だそうです。

体は柔らかくならなくても、酢の健康効果はたくさん!疲労の回復は有名ですね。また、酢には胃酸の分泌を促す作用があり、蠕動運動が活発になります。腸内の善玉菌を増やし、便通の改善効果が期待できるとも言われていいます。毎日大さじ1杯の酢を摂り続けると、内臓脂肪の減少や血圧の改善も認められたという研究結果もあるようです。

大さじ1杯の酢は、意外と毎日の食卓に簡単に取り入れられます。酢の物やマリネ、酢豚や甘酢あん、手作りドレッシング、最近は割って飲むお酢も売っていますね。私は酸辣湯(サンラータン)のような酸っぱいスープや、餃子に酢胡椒をつけるのが好きです。酢を使うとさっぱりするので減塩に取り組みやすくなるのもポイント。ぜひ普段から取り入れて、続けてみてはいかがでしょうか。