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2021.11.02

「秋の味覚といえば…」

10月に入り、近頃ますます秋らしさが増してきましたね。

「秋の味覚」といえば、みなさんは何を思い浮かべますか?

キノコ、梨、さんま、さつまいも、ぶどう…などなど、さすが「食欲の秋」というだけあってたくさん出てきますよね。

今回は「秋の味覚」のなかの一つ『栗』についてご紹介します。

 

◎栗は果物!?

焼き栗、栗まんじゅう、栗ご飯など、一般的に生で食べる機会がないので間違えられやすい栗ですが、実は、栗は野菜ではなく木に実る果物なんです。

なかなか知られていないのでは?と思いますが、火を通すと、何もつけずに食べても甘味があり、スイーツなどにもよく使用されていることを考えると、果物だといわれても納得できますね。

 

◎私たちが食べている部分は種!?

またまた驚く情報です。私たちが食べている栗の真ん中の部分、実は、種なんです。

栗は、もともとイガに包まれていて、さらに鬼皮という皮がついています。

そのイガが皮、鬼皮が果肉にあたるのだそうです。

私は、「果肉」と聞くとリンゴやみかんの果肉のような、みずみずしく食べ応えがあるものをイメージしていたので、驚きました。

しかし、辞書によっては〔果肉:果実の外皮と種の間にある部分〕と掲載されているものもあります。となると、鬼皮の部分が果肉である、これも納得です。

 

◎栗は栄養たっぷり

栗に含まれている栄養価はとても高いことが知られており、いも類(生)よりも多くのエネルギーが摂れる、優れた食材と言われることもあるようです。

 

〔どんな栄養があるの…?栗に含まれる栄養を5つご紹介!〕

1.糖質

ほとんどがでんぷんで、体内に入るとブドウ糖になる。

分解や吸収が早く、即効性のあるエネルギー源。

2.ビタミンC

抗酸化作用があり活性酸素を除去する。肌の老化防止や生活習慣病の予防に役立つ。

3.カリウム

細胞内外の浸透圧を調整して血圧を維持するミネラル。

むくみ防止や高血圧の予防にも有効。

4.葉酸

ビタミンの一種で、新しい赤血球や細胞を作るために必要な栄養素。

5.食物繊維

消化されずに大腸まで運ばれ、排便を助ける。

腸内環境を整えて、善玉菌を増やす効果も期待できる。

 

今回は、おいしくて栄養たっぷりの栗についてご紹介しました。

栗を取り入れた食事で、「食欲の秋」を楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

〈引用・参考文献〉

・農林水産省:栗の味覚を探ってみよう

https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/1910/spe2_01.html

goo辞書/デジタル大辞泉(小学館)

https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E6%9E%9C%E8%82%89/