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2021.05.07

日本の伝統食…おから…を活用してみませんか

  和食の副菜である『おから』、煮物として調理されることが多いですが、みなさん最近召し上がったことはありますか。昔はお豆腐屋さんに生おからを買いに行って、おからの炒り煮をよく作っていましたが、個人で経営されているお豆腐屋さんがお店を閉められてからは食べる機会が減りました。そのかわりに、最近はおから粉(パウダー)を購入することが多くなり、毎日食べています。おから粉は、生のおからとは違い、そのままふりかけて食べられ、食事で不足しがちな食物繊維を手軽に摂取できます。現在、様々なスーパーフードがありますが、おからも美と健康の強い味方ではないかと私は思ったりしています。

  新型コロナウイルスによる自粛生活によって、自宅で過ごす日が増え、ストレス発散や楽しみが美味しいものを食べることになったとお話しされる方が多くなったように感じています。美味しいものを食べても、生活習慣病は予防したいものですね。

  そこで、お勧めしたいのがおから()なのです。おからは、豆腐を作る際にできる豆乳をしぼったときにできる食物繊維やタンパク質などを含んだ栄養価の高い残りカスです。

 生活習慣病の発症予防の観点から考えると、成人では、食物繊維を一日24g以上摂取できればと言われていますが、平成27年国民栄養健康調査によると、実際の摂取量は、20歳以上で一日に平均15gしか摂取できていない状況です。厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」(2020年版)では、女性18g以上、男性21g以上(ともに1864歳の場合)を食物繊維の1日の摂取目標量として定めています。  

  私が、おから()に注目するのは、食物繊維の量です。大さじ二杯(10g)で約4gの食物繊維を摂取できます。カロリーは約40kcalです。食物繊維は腸内の善玉菌のえさとなり、腸内環境を整える効果が期待でき、便秘の解消をサポートしてくれます。また、おから()は、水分を吸ってかさが増し、胃での滞在時間が長くなるので、満腹感が持続して、間食する回数を減らせる効果も期待できます。食事前(1530分前)に食べるとお腹の中でおから粉が水分と一緒に膨らみ、食べ過ぎを防ぐ、血糖値の上昇を防ぐ効果もあると言われています。

  在宅勤務の中、昼食をインスタント食品やレトルト食品、冷凍食品、菓子パンなどで簡単に済ませてしまうことが多くなっておられる方や間食をついついしてしまうという方にもお勧めです。ヨーグルトや味噌汁、飲み物におから粉をふり入れて、食物繊維を増やしてみられるのはいかがでしょうか。

  お料理することに目覚められた方は、○○粉の代わりに置き換えて作れるレシピが、インターネット等でたくさん紹介されています。糖質制限をされている方にもお勧めです。色々と試して、楽しんでみてくださいね。

 

参考 厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト