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追手門学院大学 臨床心理学外短期実習のご報告

令和7年9月10日、追手門学院大学大学院心理研究科心理学専攻の「臨床心理学外短期実習」を弊会壬生保健センター及び御池メンタルサポートセンターにて実施しました。実習生は13名。産業領域における心理職の仕事について学んでいただきました。
産業領域においては産業医や保健師との連携も非常に重要であるため、益田産業医と塩見保健師がそれぞれの役割について講話を行いました。その後、水本臨床心理士が産業メンタルヘルス領域で活動している当会心理職の業務について詳しく講義しました。

 

【実習風景】


壬生保健センター


御池メンタルサポートセンター

 

【講師の所感】

■産業医の役割や、産業保健の考え方、職域におけるメンタルヘルス対策の重要性についてお話させて頂きました。非常に熱心にご聴講いただき、内容を深くご理解頂いているからこその積極的なご質問も多く、私自身も日頃の自身の職務について振り返ることのできる非常に有意義な機会となりました。ご参加頂いた皆様にとっても、今回の実習が、産業保健領域に関心を深めていただける機会となっていれば非常にうれしく思います。ありがとうございました。
(京都工場保健会 産業保健推進室 益田産業医)

■産業保健看護職の役割や実際の業務内容、心理職との連携についてお話させていただきました。ご参加の皆さまからは、積極的かつ具体的なご質問やご感想をいただき、予定していた内容をさらに深めることができ、大変嬉しく思っております。
今回の実習を通じて、産業保健の領域に興味を持ってくださる方が一人でも多くいらっしゃれば幸いです。このような機会をいただき、誠にありがとうございました。
(京都工場保健会 保健指導課 塩見保健師)

■私のパートでは、労働衛生機関で働く心理職の主業務について、面談業務、研修講師業務、ストレスチェック関連業務に分類して紹介しました。
産業心理職の業務は多岐にわたります。要支援者から寄せられる相談内容はメンタルヘルスだけでなくキャリア、仕事の仕方、職場環境、経営、部下指導、ハラスメント、家族関係など幅広い分野に及び、臨床心理学以外の知識も求められます。難しい仕事である一方、自分の人生にも活用可能な知恵や学びが得られる意義深い仕事でもあります。今回の実習で産業心理職に関心をもっていただける方が一人でも増えたのであれば嬉しい限りです。
(京都工場保健会 御池メンタルサポートセンター 水本臨床心理士)