Topics

トピックス

龍谷大学大学院 臨床心理学外実習のご報告

令和7年3月7日、龍谷大学大学院文学研究科臨床心理学専攻の「学外実習」を弊会壬生保健センター及び御池メンタルサポートセンターにて実施しました。実習生は14名。産業領域における心理職の仕事について学んでいただきました。
産業領域においては、産業医や保健師との連携も非常に重要であるため、寺坂産業医と林保健師がそれぞれの役割について講義を行いました。その後、内田臨床心理士が産業メンタルヘルス領域で活動している当会臨床心理士の業務について詳しく講義しました。


実習風景
 
御池メンタルサポートセンター


【講師の所感】

産業保健師とはどんな人か、産業保健はどんなことをするのか、事業所での保健師活動例についてお話しました。スタート時は、保健師がよくわからない方もおられましたが、イメージできましたでしょうか。質疑応答では、個人情報の取り扱いについてご質問を受けました。さすが心理を学ぶ学生さんと感じました。将来、産業保健分野で働くことをお考えの方、お会いできるのを楽しみにしています。(京都工場保健会 保健指導課 林保健師)

産業保健概論では、産業医の業務内容や、日々の産業保健活動で大切にしている考え方、心理職との連携事例についてお話しました。とても熱心な学生さんたちとの質疑応答を通じ、私自身も多くを学ぶ機会となりました。メンタルヘルス対策は産業保健における重要な課題の一つであり、これからもニーズが高まっていくことが予想されます。将来、産業の分野でご一緒できるととても嬉しいです。貴重な時間をありがとうございました。(京都工場保健会 産業保健推進室 寺坂産業医)

私のパートでは、産業保健分野で心理職がどのようなサポートを行っているかについて解説を行いました。産業保健領域では従業員個人に対するサポートはもちろんのこと、従業員一人一人が働きやすいやすい職場となるために、組織へのアプローチも必要になるという視点が必要になります。幅広い視野が必要になるという点でプレッシャーを感じることもありますが、様々な体験は業務だけではなく、自分自身が労働者として健康で幸せに人生を送るための大きなヒントが得られます。今回の実習によって、少しでも産業保健領域での業務に興味を持っていただけ、いつの日か皆さまと一緒にお仕事をする日が来れば大変嬉しいことです。そんな日を楽しみにしております。(京都工場保健会 御池メンタルサポートセンター 内田臨床心理士)