令和3年10月1日、追手門学院大学心理学専攻臨床心理学コースの「臨床心理学外短期実習」をキャンパスプラザ京都にて実施しました。実習生は10名。産業領域における心理職の仕事について学んでいただきました。
産業領域においては、産業医や保健師との連携も非常に重要であるため、岡本産業医と梶岡保健師がそれぞれの役割について講義を行いました。その後、水本臨床心理士が産業メンタルヘルス領域で活動している当会臨床心理士の業務について詳しく講義しました。
講師の所感
■京都工場保健会 産業保健推進室 岡本産業医:
産業医の役割と産業医と心理職の関わりについてお話ししました。院生の方々には熱心に聴講していただき、質疑応答でも鋭い質問をいただきました。少しは産業保健に興味を持っていただけたかと思います。(思ったほど笑いを取れなかったことが反省点でした。)
■京都工場保健会 保健指導課 梶岡保健師:
産業保健のメンタルヘルスって、どんなことをしているのか?保健師は、その中でどんな立ち位置で活動をしているのか?等をなんとなくイメージして頂けたらいいなぁ・・・とお話ししました。が、具体的な質問を頂き、学生さんの理解度の高さに驚きました。ありがとうございました。
■京都工場保健会 御池メンタルサポートセンター 水本臨床心理士:
私のパートでは労働衛生機関で働く心理士の主業務について、面談業務、研修講師業務、ストレスチェック関連業務に分類して具体的に紹介しました。産業心理職の業務は多岐にわたり、また常勤職となると非常勤職への標準化作業・指導も重要な業務に含まれるため、聴く力は当然として、話す力も必要となると説明しました。今後、心理職としてのキャリアを検討いただく際の参考としていただけたら幸いです。