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追手門学院大学「職業としての心理学」―外部機関に所属する産業心理職の仕事― 報告

令和3年6月23日に、追手門学院大学・心理学部講義「職業としての心理学」において、当会御池メンタルサポートセンターの臨床心理士・水本正志がゲスト講師を務めました。
本講義は、実際に心理学に関連する職に就いている人がゲスト講師となり、仕事内容や、そこで必要とされる知識や技能、学生の間に準備すべきことなどを学生に紹介することを目的としており、水本は産業領域で働いている心理職として講話を行いました。コロナ禍ということもありPCを介しての遠隔講話でしたが、心理学部の学生約130名に聴講いただきました。

今回は「外部機関に所属する産業心理職の仕事」と題し、追手門学院大学の学生の皆さんに産業心理職の仕事の一例を紹介しました。
追手門学院大学は私の母校であり、今回聴講された学生の皆さんは、年は離れていても私にとって後輩にあたりますので、他校の学生には
話さないような内容(例:心理職としての私の給料の推移など)も盛り込み、私の業務の実情を可能な限り率直にお伝えしました。
産業心理職の仕事は多岐にわたり、新卒で常勤職に就くことはかなり難しいのが実情です。私個人は産業心理職を志して現職に就いた
わけではなく、かなり偶然性の高いご縁に導かれて現職に至っており、すでに産業心理職を志している方にはがっかりさせるような内容も伝え
てしまったかもしれませんが、産業心理職の一事例としてご理解いただければ幸いです。                                              (京都工場保健会 御池メンタルサポートセンター 水本 正志)