令和2年10月16日、追手門学院大学大学院心理学研究科心理学専攻臨床心理学コースの「臨床心理学外短期実習」をキャンパスプラザ京都にて実施しました。実習生は11名。産業領域における心理職の仕事について学んでいただきました。
産業領域においては、産業医や保健師との連携も非常に重要であるため、森産業医と梶岡保健師がそれぞれの役割について講義を行いました。その後、水本臨床心理士が産業メンタルヘルス領域で活動している当会臨床心理士の業務について詳しく講義しました。
産業保健とは何か、産業医とはどういう医者か、という点についてレクチャー致しました。その中で従業員と業務のマッチング(=適材適所)は今までも、そしてこれからも非常に重要である、ということをお伝えしました。
日常では滅多に会うことのない産業医の生態について、少しでも興味を持って戴ければ幸いです。
(京都工場保健会 産業保健推進室 森産業医)
産業保健師の実務について、詳しい質問をいくつも頂きました。学生さんが話を隅々まで聞いてくださったことに驚きと喜びがありました。また、ご質問によって、私自身も、何を大切に活動しているか?振り返ることができました。ありがとうございました。
(京都工場保健会 保健指導課 梶岡保健師)
私のパートでは労働衛生機関で働く臨床心理士の業務について具体的に紹介しました。専門業務としての面談業務や研修業務だけでなく、ストレスチェックや動画コンテンツの開発業務の他、広報や渉外に関する業務、会議への参加など、常勤職としての一般業務についても紹介しました。
最後は率直な質問をたくさんいただき、私も率直に回答しました。赤裸々に回答しすぎたところもあったと若干反省していますが、一心理職の経験談・私見としてご理解いただき、今後の参考としていただけましたら幸いです。
(京都工場保健会 御池メンタルサポートセンター 水本臨床心理士)