平成31年4月26日、佛教大学大学院教育学研究科臨床心理学専攻修士課程の1年生8名を当会に迎え入れ、公認心理師養成心理実践実習を行いました。最初に、壬生保健センターにて西田産業医と梶岡保健師が講義を行い、その後、御池メンタルサポートセンターに移動し、山根臨床心理士が講義を実施しました。
実習風景
【壬生保健センター】 西田産業医
産業保健という概念について、私の講義が皆さんにとってはじめてのものであった様子でした。産業医は、企業における、従業員の健康を保持増進する役目がありますが、講義で話した通り、まだまだ必要な人に必要なものを届けられていないと考えています。心理士さんの進路として、色々な道筋が考えられますが、産業保健という道筋を将来どこかで検討いただけたら、喜ばしいです。質問、たくさんしていただきありがとうございました。
(京都工場保健会 壬生保健センター 西田 典充)
【壬生保健センター】 梶岡保健師
たくさんのご質問ありがとうございました。『多職種と連携するために、気を付けていることはありますか?』等、実務を具体的にイメージされた質問が散見されたことに驚き、とても嬉しく感じました。
(京都工場保健会 壬生保健センター 梶岡 恵子)
【御池メンタルサポートセンター】 山根臨床心理士
産業領域に関わる心理職について、どのような働きをしているかだけでなく、働く人々を取り巻く状況も含めて解説するようにいたしました。特に産業医や保健師など多彩な産業保健専門職が在籍する労働衛生機関だけに、働く人々の健康に心理職以外の産業保健スタッフがどのように関わっているかも学んで頂ける機会になればと構成いたしました。実習生から多くの質問を受け、産業領域の活動に興味を持って頂いたようでした。積極的にご参加いただき、ありがとうございました。
(京都工場保健会 御池メンタルサポートセンター 山根 英之)