令和8年6月26日、佛教大学大学院教育学研究科臨床心理学専攻修士課程の9名を対象に公認心理師養成心理実践実習を行いました。
最初に、壬生保健センターにて前野 産業医と川上 保健師が講義を行い、その後、御池メンタルサポートセンターに移動し、山根 臨床心理士・公認心理師が講義を実施しました。
【壬生保健センター】
前野 産業医
産業保健活動の目的や意義について、産業医の役割や具体的な職務をご紹介しながらお話ししました。個別の健康支援にとどまらず、不調の予防や職場復帰支援、職場環境の改善、事故・災害時の対応といった幅広い活動を、保健師や心理職といった他の専門職と連携し、会社とともに進めている実際もお伝えしました。
質疑応答では、「産業医として従業員に接するときと、精神科医として患者さんに接するときで、立場や関わり方をどう分けているのか」といった鋭いご質問もいただきました。個人への支援と職場・組織への働きかけを併せて考えるという産業保健ならではの視点に関心を寄せていただけたことを、うれしく思います。答えに窮する場面もあり、私自身にとっても学びの多い時間となりました。
今回の実習が、産業保健を身近に感じ、将来の活動領域の一つとして関心を深めるきっかけとなれば幸いです。ご参加いただいた皆さま、誠にありがとうございました。
(京都工場保健会 壬生保健センター 前野 孝明)

川上 保健師
産業保健看護職の役割や日々の業務内容の実際について、具体的な事例を交えながらお話しいたしました。また、心理職の皆さまと産業保健看護職がどのように連携し、働く人を支えているのかについてもお伝えしました。
ご参加いただいた皆さまからは、たくさんのご質問をいただき、産業保健の分野に関心を持っていただけたことを大変嬉しく感じました。皆さまの熱心に学ぼうとされる姿勢に、私自身も多くの刺激を受けました。
今回の講話を通して、改めて産業保健看護職の役割や、働く人の健康を支えることの大切さを見つめ直す貴重な機会となりました。このような機会をいただき、誠にありがとうございました。
(京都工場保健会 壬生保健センター 川上 麻衣)

(質疑応答の場面)
【御池メンタルサポートセンター】

山根 臨床心理士・公認心理師
産業領域における心理職の活動についてご説明しました。産業保健の目的となる「作業を人に、また、人をその仕事に適合させること」という観点から、近年の産業メンタルヘルス分野における変化や、ハラスメント対策、ストレスチェック制度導入の経緯などについて解説しました。
講義中は多くのご質問をいただき、時間いっぱいまで質疑が続きました。それだけ集中して耳を傾けてくださっていることを感じました。効果的な職場環境改善プログラムの解説やストレスチェック制度の目的から「健康経営・健康投資」への発展など、業務を見直す良い機会となりました。
今回の実習をきっかけに、産業保健への関心を高めていただき、今後の進路や活動の参考になれば幸いです。
(京都工場保健会 御池メンタルサポートセンター 山根 英之)
