令和8年2月27日、龍谷大学大学院文学研究科臨床心理学専攻の「学外実習」を弊会壬生保健センター及び御池メンタルサポートセンターにて実施しました。実習生は10名。産業領域における心理職の仕事について学んでいただきました。
産業領域においては、産業医や保健師との連携も非常に重要であるため、岡本産業医と川上保健師がそれぞれの役割について講義を行いました。その後、内田臨床心理士が産業メンタルヘルス領域で活動している当会臨床心理士の業務について詳しく講義しました。
実習風景
壬生保健センター


御池メンタルサポートセンター

講師の所感
■おそらく産業医という職業のイメージがまだお持ちでない院生の皆さんに産業医と臨床医の違い、産業医と心理職を含めた多職種との連携の実際についてお話ししました。医師、保健師、心理職のどの立場でも、産業保健の世界に本気で進む者は少数派です。その分、熱く深い世界でもあります。そういう分野があることを今回の実習で垣間見ていただけたなら大成功だと思っています。私からの少しふざけた質問にも真面目に答えていただきありがとうございました。
(京都工場保健会 産業保健推進室 岡本産業医)
■産業保健師とはどのような役割を担う人か、どんなことを行うのか、事業所での保健師活動例についてお話しました。少しでも具体的なイメージを持っていただけたら幸いです。産業保健では個人の健康だけでなく、組織全体の健康を維持・向上させる役割も大切にしており、これが社会の健康と発展へとつながるものだと思っております。今回の実習が将来の進路の選択や学びに少しでも役立つことを願っています。貴重なお時間をありがとうございました。
(京都工場保健会 保健指導課 川上保健師)
■ワーク・ライフ・バランスということばがありますが、ワークとライフは本来切り分けられるものではなく、ワークはライフ(人生)の一部であると私は考えています。そう考えると、働く人を支える産業心理職とは、単に健康管理を行うだけの存在ではなく、労働者一人一人の人生をより豊かにするお手伝いができる仕事であると言えるのではないでしょうか。
今回の実習が、専門職としてのテクニックを学ぶ機会にとどまらず、これから社会に飛び立つ学生の皆さんにとって、「いきいきと働くこと」の大切さを考えるヒントになっていれば大変うれしく思います。いつの日か、皆さんと共に産業の現場でお仕事ができる日を、心から楽しみにしております。
(京都工場保健会 御池メンタルサポートセンター 内田臨床心理士)