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追手門学院大学 臨床心理学外短期実習のご報告

令和6年9月4日、追手門学院大学大学院心理研究科心理学専攻の「臨床心理学外短期実習」を当会壬生保健センター及び御池メンタルサポートセンターにて実施しました。実習生は11名。産業領域における心理職の仕事について学んでいただきました。産業領域においては、産業医や保健師との連携も非常に重要であるため、櫻木産業医と梶岡保健師がそれぞれの役割について講義を行いました。その後、水本臨床心理士が産業メンタルヘルス領域で活動している当会臨床心理士の業務について詳しく講義しました。


【実習風景】


壬生保健センター

産業保健の目的、その中での産業医の業務についてお話しいたしました。心理学を学ばれている皆様ということで、特にメンタルヘルス不調における就業配慮の考え方や産業医と心理職の関りについて説明しました。熱心に聞いて、質問していただきました。いつか一緒にお仕事できると嬉しいです。ありがとうございました。
(京都工場保健会 産業保健推進室 櫻木産業医)

産業保健師/産業保健/私の具体的活動例について説明させて頂きました。学生さんからは、産業保健職の意見は決定打ではなく、最終判断は事業主が行う点は残念ではないか?等、私達の気持ちを心配されたご質問を初めて頂き、さすが心理の学生さんだなと感心いたしました。ご質問に答える中で、私自身も日頃の残念な思いや、課題、迷いを振り返る機会となりました。ありがとうございました。
(京都工場保健会 保健指導課 梶岡保健師)


 

御池メンタルサポートセンター

私のパートでは、労働衛生機関で働く心理士の主業務について、面談業務、研修講師業務、ストレスチェック関連業務に分類して紹介しました。産業心理職の業務は多岐にわたり、また、要支援者から寄せられる相談内容はメンタルヘルスだけでなくキャリア、仕事の仕方、職場環境、経営、部下指導、ハラスメント、家族関係など幅広い分野に及びます。産業の世界に馴染みがない方は難しさを感じるかもしれませんが、その分、業務を通じて様々な方にお会いすることができ、自分の人生にも活用可能な知恵や学びが得らえる意義深い領域です。今回を機に、産業心理職に関心をもっていただける方が一人でも増えたのであれば嬉しい限りです。
(京都工場保健会 御池メンタルサポートセンター 水本臨床心理士)